お越しくださってありがとうございます。

単純なもので丁寧なお食事をいただいてから、
家での食事も少しだけ丁寧にを心がけている私です。

お店のけんちん汁は、家のものと違い、油でいためたりせず、
丁寧に出汁をとり、野菜を煮て、味付けはこだわり味噌。
なのに汁は澄んでおりました。

同じように出来るわけはないのですが、
材料があったので、試しに作ってみました。
レシピはもちろん教わってないので、出汁も自己流。

同じようにはいきませんが、
なかなか美味しくできました。

ぬか漬けも早速復活させて、
お店のように上品に小さく切り、水気をしっかり切って
買って来た器に丁寧に盛る。

それだけでなんだか、
自分をとても大切にしている気がするのが不思議です。

ものづくりでも野菜作りでも、昔の人はなんでも丁寧に
創ったり育てたりしていました。

野菜もお魚も、専門店が扱うから美味しいものが手に入った。
スーパーが出来て便利になったけれど、
全てが量産され、物の価値が下がり廃棄が増えて・・・

便利になったことで、人は豊かさを失っていたのではないかと
時々思ったりもします。

もちろん、その恩恵を自分自身も日々受けているし、
量産により色々なものが安く買えるようになって
それらを買い、簡単に捨てたりしているので、反省だらけですし、
それが悪いとは一概に言えませんが・・・。

私がとっている生協は、有機や無農薬、低農薬の農場や
飼料にこだわった、卵やお肉を扱っています。
それだけに、お値段は少々高かったりもします。
けれど、日々頑張ってくれている農家さんのためにも、
少しずつでも購入することが、農業を長生きさせることにも
つながるのかなと思ったり・・・。

日本の良いものをこれ以上なくすのは残念だ。

そう思ってしまうのです。
自分に出来るのは、その方たちが魂込めて作ってくれたものを
ほんのちょっぴり購入することぐらいしか出来ないのですが。

忙しい毎日の中で、生活に手をかけるというのは、
なかなか難しくもあったりしますが、
そういう手仕事、手間暇を、あえてかけて
心温まるような潤いのある生活を手に入れる。

そうなるにはどうしたらいいか?
最近ずっとそんなことを考えています。


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